乳歯の萌出は、早い場合生後4か月から遅い場合は1歳3か月、平均、男子で8か月、女子で9か月頃萌出してきます。
乳歯が生え始めたら歯ブラシを使用してハミガキをして下さい。しかし、0歳児ではなかなかきちんとみがかせてくれないのが普通です。最初は、遊びながら慣れさせましょう。
毛のついた頭の部分が小さめの歯ブラシ(毛の部分が2歯程度の幅)で、しかも毛先が丸く加工してあるほうが磨きやすいし、歯肉にも比較的やさしいです。
姿勢は膝の上に頭をのせて寝かせて磨きます。歯ブラシの持ち方は、ペンを持つようにして、片方の指で子供の唇を軽く押さえて、動かし方は、前後磨き、あるいは横磨きして下さい。上の前歯の歯と歯の間や歯と歯肉の境目が虫歯になりやすいので、とくに注意してください。
母乳の方が虫歯になりにくいと考えられます。母乳中には、各種の免疫抗体や抗菌性物質が含まれているため子供の免疫性を高める作用があります。しかし母乳は、つい不規則な与え方になって逆に虫歯になりやすいので規則的に与えて下さい。
嫌がるのを押さえて無理やりやっても効果はないと思われます。最初は、食べたらうがいをするようなことから始め、だんだんと歯ブラシに慣れさせるようにして下さい。保護者の方も一緒に歯磨きをして下さい。子供さんがひとりで遊びながら歯磨きするのは、ころんだ時、口の中に傷をつけるので危険です。
また、寝かせ磨きをする時は、時間をかけずに行うことです。大切なのは、最後にハミガキをする習慣をつけることです。ただし、歯ブラシで上あごを傷つけたりしますので、必ず保護者の目の届くところで歯ブラシをさせてください。
乳歯でも永久歯でも、はえて間もないときは、フッ素の効果は高いといわれています。(予防効果30%~40%)。歯が生えてきたら、出来るだけ早い時期がよいです。しかし、フッ素を塗れば大丈夫なのではなく、大事なのは歯磨の習慣やきちんとした食事をすることです。
指しゃぶりが5歳以上になっても続いていると、上と下の前歯がかみ合わなくなります。指しゃぶりには、いろいろな原因がありますが、お母さんがもう少しスキンシップを積極的にとってはいかがでしょうか。4歳、5歳になっても、ひどい指しゃぶりがあるような場合は、指しゃぶりの悪いこと、歯並びが悪くなることや顎の発育に影響することなどを教えてあげ、自分でやめたいと思わせることが大切です。あまり無理してやめさても、反抗的になったり精神的な弊害が表れてはよくありません。指しゃぶりを防ぐ装置もありますが、それはあくまでも最終的な手段です。
歯の栄養には、カルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることが大切です。カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼし等)とリン(米、牛肉、豚肉、卵等)は歯の石灰化のための材料に、タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐)は歯の基礎となり、ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじん等)は歯のエナメル質の土台となり、ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)は象牙質の土台となり、ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)はカルシウムの代謝や石灰化の調整役となります。
子供がそれを好み、ハミガキをするのであればかまいません。ただ、最初に与えるのは、子供が使いやすい甘味料が入っている子供用ハミガキ粉を使わせた方が、ハミガキ粉に慣れると思います。
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